【学校行事】1学期の終業式が行われました

7月26日(火)午後、真夏の熱気のこもる体育館に蝉の声が響く中、1学期の終業式が行われました。
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終業式に先立って表彰伝達式が行われ、高文連書道コンクールの入賞者、俳句甲子園中国地区大会の入賞者が表彰されました。
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校長が訓話の中で、米作りの「中干し」という作業を題材に「水を求めて下へ下へと根を張る」ことの意義を説くと、生徒は熱心に耳を傾け、学校生活の節目の日に一人ひとりが各自の1学期を振り返っていたようです。

 また、教務部長の藤原教諭が、数人の生徒に脳細胞内の神経伝達のモデルを演じさせ、脳の仕組みという観点から勉強の大切さを話すと、生徒は夏休みの家庭学習の意欲を大いに喚起されたようです。

 

《校長訓話のあらまし》

〇「中干し」とは何か?
田んぼのことを「水田」と言うので、田んぼはいつも水が張ってある、水が貯めてあると思う人が多いかもしれないが、実は、3~4週間ほど稲があるのに水を貯めない時期がある。これを「中干し」と言う。「中干し」は水田から水を完全に無くして、表面がヒビ割れするほど土を乾燥させる。

〇なぜ、「中干し」をするのか?
「中干し」をすると、根が水を求めて、下へ下へと伸びる。それは、実りの秋に向けて丈夫な茎を作り、倒れない稲穂を作ることにつながる。「中干し」の期間は、稲の生育にとってとても大切な期間だといえる。

〇「中干し」は高校時代と似ている。
高校時代は、水を求めて、下へ下へと根を張って、将来に備える、将来の土台作りの時期。しっかり根を張るためには、勉強はもちろん、コミュニケーション能力や人を思いやる心、ルールを守ろうとする「規範意識」、責任感、協調性などいわゆる「社会力」や「人間力」をつける必要がある。自分を律して、将来のために根をしっかり張る、「中干しの夏」にしてほしい。
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終業式の後、7月いっぱいで退任される野々村斉彬講師(体育)、ALTのMaia Leeさんの退任式が行われ、多くの生徒が、花道を通る2名の先生との別れを惜しみ、感謝の思いを握手やお礼の言葉などそれぞれの形で伝えていました。