5月18日(水)2限、独立行政法人情報処理推進機構(IPA)セキュリティーセンターの奥田美幸さんを講師に招いて、情報モラル・セキュリティー講座が開催され、本校の1・2年生が受講しました。
「インターネットは善か悪か?」
というタイトルで、インターネットの危険性について、最近の事例も交えてとてもわかりやすく説明され、生徒は熱心に聞き入っていました。
こんな事例、具体例をみなさんは知っていましたか?
・自転車運転中の携帯電話・スマートフォン等の使用は禁止。違反すれば、5万円の罰金。
(事例)スマホを見ながら自転車を運転中に歩行者にぶつけた女子高生に、5,000万円の損害賠償の支払い命令。
被害者だけでなく、自分の人生・家族の人生が大きく変わってしまいます。
・名誉棄損罪・侮辱罪に当たる悪質な書き込み
「○○は気持ち悪い」「○○は嫌なやつ」のような悪口は侮辱罪、「△△は万引き犯だ」、「△△はいじめの中心人物だ」のような中傷は名誉棄損罪に当たります。
駅前など多くの人の前で、自分が堂々と言える言葉かどうか考えましょう。
・交流サイトはなりすましだらけ。自分の情報を安易に登録しない。
(事例)小学生向けの交流サイトで、小学生になりすまし児童ポルノ画像を送らせた男が逮捕されたが、送った人物も小学生になりすました男だった。
ネット上の情報すべてが真実とは限らないということを自覚しましょう。
・ターゲットを広げたワンクリック請求詐欺
(具体例)芸能人の情報を検索して、画面に出てきた動画マークをクリックし、英語の説明をよく読まずにさらにクリックすると、高額のお金を請求する画面に。
画面上の問い合わせ電話番号やメールには決して連絡をとらないように気を付けましょう。
・書き込みをインターネットは永遠に忘れない
「就職試験の際、書き込みチェックは人事の常識」と言われるように、インターネットに書き込んだ事柄をチェックする企業が増えているようです。私立大学でも書き込みチェックを行うところがあるようです。たとえ遠い過去の書き込みであってもそれによって人柄が判断されることがあるのです。
最後に「どんな便利なものであっても使う人しだいで善にも悪にもなる」と言う言葉で講
演をしめくくられ、有意義な講演は終わりました。とてもよい勉強になりました。