生命の神秘「古代ハス」夏至の日の朝に開花!

6月21日(月)、夏至の朝に中庭の池の「古代ハス」が開花しました。ピンク色の華やかな花を咲かせるこのハスは「大賀ハス」と呼ばれるもので、今から約65年前に東京大学所有の農場内の落合遺跡で発掘された古代のハスの実から発芽・開花した古代ハスです。この古代ハスは今から2000年以上も前に咲いていたものと言われています。

植物学者の大賀一郎氏によって発掘された3粒の実のうち、1粒だけが発芽・開花し、その後日本各地はもとより世界各地に根分けされました。根分けされた施設のうちの一つが荒神谷史跡公園(出雲市斐川町)でした。

8年前に理科(生物)の片山教諭が、荒神谷史跡公園でこのハスの種を購入し、理科準備室で発芽させ、生育した株を中庭の池に移植しました。

そして、その種が5年前初めて花を咲かせました。2000年以上前の古代から受け継がれた生命の神秘のロマン!池のそばでじっくり観賞してみませんか?(注:昨年の文面を一部修正転載)

こちらは昨年度の様子

■花言葉「清らかな心」

ハスが泥の中から芽吹き、気高く清らかな花を咲かせることに由来。

■「ハス(蓮)」の由来」

花托が「蜂の巣」に似ていることから古名は「ハチス」。転じて「ハス(蓮)」となった。

■「ハス(蓮)」に関することわざ

“ハスは泥より出でて泥に染まらず”(「どんな環境であっても乗り越えて花を咲かせる」の意。)

■ハス(蓮)とスイレン(睡蓮)

ハス(蓮)…花茎を立てて開花し、葉には切れ目がない。

スイレン(睡蓮)…水面で開花し、葉には切れ目がある。