3年生選択授業「調理」でものづくりマイスターによる実技指導を受けました

3年生の選択授業「調理」において、洋菓子と和菓子のものづくりマイスターを講師に迎えて実技指導をしていただきました。

10月8日(火)は、洋菓子マイスターの松浦雅巳先生に『出西生姜と小豆のパウンドケーキ』を教えていただきました。このパウンドケーキは先生のお店でも販売されているもので、様々な試行錯誤を重ねて商品化されたものであると伺いました。先生から工程ごとに配合割合や泡立ての比重の説明を受けながら、各自で作っていきました。最後は、日にちが経って生地が落ち着いたものと焼きたてのものを食べ比べて食感の違いを感じたり、先生がこの道に進まれたきっかけやどのような時にやりがいを感じるのかなどの質問に答えていただいたりしました。


10月11日(金)は、和菓子マイスターの横木雅已先生に『煉り切り餡から作る練切(上生菓子)』を教えていただきました。本来は練切を作るのに3日ほどかかるそうですが、今回は煉り切り餡を仕上げる工程と練切作りをしました。煉り切り餡の仕上げは、少量であっても火加減を調整しながら30分煉り続けなければならず、大変だったようです。その後、先生が用意してくださった煉り切り餡と中に入れる小豆餡・いも餡・かぼちゃ餡を使って練切を作りました。まず倣いながら季節の練切を2個、3個目からは各自が色やデザインを考えて作り、名前も付けるように言われました。


二人の先生が生徒に共通しておっしゃったことは

「昔のように厳しい修行をすることはなくなった。だからこそ、自らいろいろな体験をしなさい。」
ということでした。

先生方の言葉はとても心に響いたようです。